2005年06月06日

ドキュメンタリーは嘘をつく

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ドキュメンタリーは嘘をつく
森 達也

草思社 2005-03
¥1,785 (税込)


「客観的な事実」という幻想を超えて、世界に肉薄する表現行為の意味と豊かさを、多様な作品群の解析を通じて考察する鮮烈な論考。
『「公正中立な視点」とは危うい神話でしかない』
ドキュメンタリーとは事実の客観的記録である――ほんとうにそうなのだろうか? すべての映像は、じつは撮る側の主観や作為から逃れることができない。ドキュメンタリーを事実の記録とみなす素朴で無自覚な幻想からは、豊かな表現行為は生まれようがない。だが、撮ることに自覚的で確信犯的な作品の中には、観る側の魂を鷲づかみにしてきたものが多々ある。本書は、ドキュメンタリーというものが拓いてきた深甚な沃野に向き合い、その悪辣で自己本意で、自由で豊潤な表現世界の核心へと迫るものである。たんなる映画作品論ではない。この現実世界の見方そのものを揺さぶる鮮烈な論考である。
「目次」――ドキュメンタリーに惹かれる/「客観的な真実」/オウム真理教を撮る/撮る側のたくらみ/フィクションとノンフィクションの境界で/わかりやすいマスメディア/全ての映像はドキュメンタリーだ/陽の目を見なかった企画/報道とドキュメンタリー/ドキュメンタリーの加害性/セルフ・ドキュメントという通過点/世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい/ドキュメンタリーは嘘をつく/ドキュメンタリー映画評


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教養/ドキュメンタリー/ドキュメンタリー

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■e-hon立ち読み 「ドキュメンタリーは嘘をつく」
posted by sizuku at 14:10| Comment(0) | TrackBack(1) | 教養 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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