2005年05月09日

オレ様化する子どもたち

amazon
オレ様化する子どもたち
諏訪 哲二

中央公論新社 2005-03
¥777 (税込)


大人と対等と信じ、他人を気にかけなくなった子ども。「プロ教師の会」代表の著者は教職40年で、この変化と格闘してきた。本書はオレ様化の原因を探り、個性化と社会化のあり方を問う。
「目次」――「新しい子ども」の誕生(教師と子どもは「他者」である;戦後社会の変遷と子どもたち;幼児期の全能感と「特別な私」;なぜ「校内暴力」は起きたのか;変わる子ども、変わらない教師;大人と「一対一」の関係を望む子どもは「一」ですらない;子どもに「近代」を埋め込もう)/教育論者の子ども観を検証する(宮台真司―「社会の学校化」か「学校の社会化」か;和田秀樹―学力低下論の落とし穴;上野千鶴子―偏差値身分制と児童虐待;尾木直樹―学校告発はなぜ不毛なのか;村上龍―『13歳のハローワーク』とゆとり教育;水谷修―夜回り先生は「教師」ではない)/なぜ子どもは変貌し、いかに大人は対処すべきか


4121501713
新書・選書/教養/中公新書ラクレ
posted by sizuku at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 新書・選書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月16日

自白の心理学

amazon
自白の心理学
浜田 寿美男

岩波書店 2001-03
¥735 (税込)


身に覚えのない犯罪を自白する。そんなことはありうるのだろうか?しかもいったんなされた自白は、司法の場で限りない重みを持つ。心理学の立場から冤罪事件に関わってきた著者が、甲山事件、仁保事件など、自白が大きな争点になった事件の取調べ過程を細かに分析し、「自分に不利なうそ」をつくに至る心のメカニズムを検証する。
「目次」――自白と冤罪(冤罪は遠い世界の話ではない;冤罪のひろがり ほか)/なぜ不利なうそをつくのか(宇和島事件と自白;うそを引き寄せる磁場 ほか)/うそに落ちていく心理(甲山事件の出発点;自白へ向かって ほか)/犯行ストーリーを展開していく心理(仁保事件;録音テープと事件 ほか)/自白調書を読み解く(袴田事件;自白調書を読む(1)うそ分析(変遷分析) ほか)


400430721X
新書・選書/教養/岩波新書
posted by sizuku at 16:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 新書・選書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月13日

竹島は日韓どちらのものか

amazon
竹島は日韓どちらのものか
下條 正男

文藝春秋 2004-04-21
¥714 (税込)



韓国は警備隊を派遣し灯台を建設するなど、一九五四年から竹島を実効支配し、領有権をめぐっての日本との協議を拒否し続けているが、歴史学者である著者が史料を渉猟、歴史的根源にまで遡って調べた結果は日本領。問題がここまでこじれたのも、事実よりも感情や理念が先走る韓国側の傾向、論争を避ける日本側の事なかれ主義に原因があると指摘する著者は、日韓の冷静な対話を呼びかけている。争点を整理した、竹島問題とは何かを知る絶好のガイド。
「目次」――<ことの発端>十七世紀末の領土紛争/<舞台は朝鮮に>誤解の始まり/<その後の経過>二つの異なる歴史認識/<現代の竹島>対話の拒否と事なかれ主義/<争点の整理>何がどうくいちがっているのか


4166603779
新書・選書/教養/文春新書
posted by sizuku at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 新書・選書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月29日

考える短歌 作る手ほどき、読む技術

amazon
考える短歌―作る手ほどき、読む技術
俵 万智

新潮社 2004-09
¥693 (税込)


どうすれば気持ちを正確に伝えることができるのか。短歌上達の秘訣は、優れた先人の作品に触れることと、自作を徹底的に推敲吟味すること。ちょっとした言葉遣いに注意するだけで、世界は飛躍的に広がる。今を代表する歌人・俵万智が、読者からの投稿を元に「こうすればもっと良くなる」を添削指導。この実践編にプラスし、先達の作品鑑賞の面からも、表現の可能性を追究する。短歌だけに留まらない、俵版「文章読本」。


4106100835
新書・選書/教養/教養新書その他

line

■新潮社立ち読み「考える短歌」
posted by sizuku at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 新書・選書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月25日

在日 ふたつの「祖国」への思い

amazon
在日 ふたつの「祖国」への思い
姜 尚中

講談社 2005-03-17
¥840 (税込)


最も近く遠い隣国!相互理解の入門書! 日朝の歴史100年 孤独な時の扉を恋郷者が開く!! 占領と分断、背き合い生きた列島と半島の人々の恩讐の声を掬(すく)い希望を紡ぐ情と理とは!?――朝鮮半島の100年は、余りにも悲惨な出来事の連続だった。そして東北アジアは、憎しみと対立、侮蔑と反発に覆われ、幾重にも引き裂かれてきた地域である。この地域には、慟哭と痛恨の歴史が刻み込まれているのである。再び、それを繰り返してはならない。(中略)朝鮮半島と日本というふたつの「祖国」がその偏狭なナショナリズムの殻を打ち破り、地域により開かれた姿に変わっていくためには、ふたつの「祖国」は南北統一への長い道のりを共に歩んでいく同伴者にならなければならないのである。その曲折に満ちた道程を共に歩きながら、過去を虚心に振り返り、打ち捨てられた歴史の犠牲者に温かい眼差しを向ける時が訪れるに違いない。そのためにも、朝鮮半島と日本は共に変わっていかなければならないのだ。


4062723069
新書・選書/教養/講談社+α新書
posted by sizuku at 03:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 新書・選書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月14日

娘に語る祖国

娘に語る祖国.jpg
amazon
娘に語る祖国
つか こうへい

光文社 1990-10
¥866 (税込)

「目次」――親より先に死んではいけません/おまえとママだけは守る/パパは韓国人です/ペンネームの由来/人を差別できる快感/パパは卑しい子どもでした/パパとママの姓が違う理由/おまえを日本国籍にした日/祖国を探す旅/パパはもう逃げません/恥のない人間はクズです/おまえはパパを誇りに思ってくれるか/望郷の念やみがたく/明日はきっといいことがある/パパが韓国語を覚えなかった理由/パパは甘えないで生きてきた/生活文化的にはパパは日本人/傷つく女になりなさい/目の前の人を信じなさい/人間の残酷さと生命力を描くのがパパの役目です/人の心の暖かさは変わりません/みな子よ、祖国とはおまえの美しさのことです


4334051782
新書・選書/ブックス/カッパブックス
posted by sizuku at 02:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 新書・選書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月27日

江戸の春画 それはポルノだったのか

amazon
江戸の春画―それはポルノだったのか
白倉 敬彦

洋泉社 2002-08
¥819 (税込)


海外で高い評価を受けている日本の春画は、今でも国内ではまったくの「異端」扱いが続いている。「春画=ポルノ」と誤解され、まっとうな評価さえ受けていない。こうした現状に疑問を持ち、長年地道な春画研究を続けてきた著者は、実は春画が「遊び絵」「笑い絵」として粋な江戸人の間で受け入れられていたことを鋭く指摘する。西欧近代の性意識に影響された日本人の「猥褻概念」を排してみれば、そこには名だたる浮世絵師たちが「絵とことば」を駆使して表現する、遊び心を交えた独特な「江戸人の性愛」の世界が見えてくる。
「目次」――春画はポルノグラフィか?/【第1部】性愛の図像学(絵とことばが一体化した世界/なぜ性器を大きく描くのか?/エクスタシーの瞬間へのこだわり/なぜ乳房に無関心なのか?/多彩な性愛のヴァリエーション―色事百般なんでもあり)/【第2部】江戸人の性風俗(江戸の女と若衆狂い/性愛を演出する最新ファッション/都市風俗としての“夜這い”/色を売る―江戸の遊里考)


4896916549
新書・選書/教養/洋泉社新書y

line

「浮世絵ぎゃらりー」
posted by sizuku at 04:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 新書・選書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月29日

人間の本性を考える 心は「空白の石版」か (上)

amazon
人間の本性を考える―心は「空白の石版」か (上)
スティーブン・ピンカー 山下 篤子

NHK出版 2004-08-31
¥1,176 (税込)


人の心は「空白の石版」であり、すべては環境によって書き込まれる。これは、二〇世紀の人文・社会系科学の公式理論であり、反対意見は差別や不平等につながるとして、今なおタブー視される。世界的な認知科学者が、人の心や行動の基礎には生得的なものがあることを最新科学で明かし、人間の本性をめぐる科学が、道徳的・感情的・政治的にいかにゆがめられているかを探究する。米国で大反響のベストセラー、待望の翻訳。


4140910100
新書・選書/選書・双書/NHKブックス

line

amazon
人間の本性を考える―心は「空白の石版」か (中)
スティーブン・ピンカー 山下 篤子

NHK出版 2004-08-31
¥1,176 (税込)


amazon
人間の本性を考える―心は「空白の石版」か (下)
スティーブン・ピンカー 山下 篤子

NHK出版 2004-09-30
¥1,260 (税込)

posted by sizuku at 02:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 新書・選書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。